こんにちは!ロドニーです。
KOLとはなんなのか?その答えは中国・香港・台湾で主流となっているインフルエンサーマーケティングのことです。
ココ最近、メディア関連のマーケティングのお仕事に関わることが多くなり、耳にする様になりました。
最初に聞いたときは
と混乱したものです。笑
本日は、日本ではあまり聞きなれないKOLマーケティングとインフルエンサーマーケティングの違いについて説明して参ります。
KOLとは?
KOLとはキーオピニオンリーダー(Key Opinion Leader)の略です。
中国語の繁体字と簡体字だと下記のように書きます。
KOL | Key Opinion Leader |
繁体字 | 繁体字關鍵意見領袖 |
簡体字 | 关键意见领袖 |
主に中国・香港・台湾で用いられている用語でマーケティングコンセプトの一つです。
一般的な定義としては、様々な媒体(テレビやSNS等)で商品やサービスの情報を特定の層やグループに対しアプローチ。
正確で多くの情報を伝える事で特定の層やグループの購買行動に大きな影響を与える人物を指します。
日本でわかりやすく例えるとインフルエンサーマーケティングなのですが、厳密に言うとインフルエンサーと明確な違いがあります。
KOL(キーオピニオンリーダー)の由来
マーケティング業界では、販売促進に影響力を持つ専門家や権威をKOL(キーオピニオンリーダー)と呼んでいます。
情報の普及や拡散において、KOL(キーオピニオンリーダー)は自身の活躍度に応じて、第三者に対して容易に情報や承認や認識を促すことができる存在です。
元々は製薬業界や医師、研究者等を指してKOL(キーオピニオンリーダー)と呼称していましたが、インターネットやSNS等の登場で多くの人々に影響を与えられる専門性を持った個人も含んで中華圏のマーケティング業界でKOLマーケティングと呼ぶようになりました。
実際、台湾のマーケッターと会話をするとインフルエンサーよりもKOLをメインとしたマーケティング施策を提案して商談が進むことが一般的です。
KOL(キーオピニオンリーダー)の具体例
KOL(キーオピニオンリーダー)とよく重なって勘違いされるのはKey Man(キーマン)の存在です。
この二つは全く意味合いが異なります。
キーマンの影響力
周囲は異なる意見や価値観を持っているが、ある人物の意見や発言を中心として同調・共感を得る影響を与える人物を「キーマン」と呼びます。
KOL(キーオピニオンリーダー)の影響力
ある人物の意見や発言で、周囲の人がその人物の意見や価値観に対して同調・共感する直接的な影響を与える人物をKOL(キーオピニオンリーダー)と呼びます。
もっと簡単に言うと・・・
みんなが無理矢理に共感・同調しなければならないのがキーマンの影響力
みんなが積極的に共感・同調されるのがKOL(キーオピニオンリーダー)の影響力
キーマンとKOL(キーオピニオンリーダー)の違いを理解する事で、商品・サービスの価値形成や販売戦略の立案に役立てる事ができます。
商品やサービスの認知・販売戦略を立てるうえで重要となってくるのはKOL(キーオピニオンリーダー)の存在だと言うのは言うまでもありません。
KOLの特徴
では、何をもってKOL(キーオピニオンリーダー)と呼ばれるようになるのか?
3つの大きな特徴が存在します。
①キャリア
KOL(キーオピニオンリーダー)は特定の業界や分野に長く携わっている事が多く、その業界や分野の商品・サービス等に対して精通していて深い理解を持っています。
更に幅広い多くの情報や情報源を持っており、豊富な知識と経験を兼ね備えています。
②コミュニケーションスキル
KOL(キーオピニオンリーダー)は多くの場合、高い社交性とコミュニケーションスキルを持ち合わせている事が多いです。
積極的で行動力もあり、様々なイベントや活動に参加する事で様々な方面で人脈を構築しています。
熱く語る事が好きで、特定の層やグループの中心に向かって情報を発信するのはもちろん、更にその層やグループの代表として対外的にも情報を発信できるので、大きな範囲で強力な発信力と影響力を持ち合わせています。
③柔軟性
KOL(キーオピニオンリーダー)は新しい物やサービス対して抵抗がなく、ファッションやトレンドにも敏感です。
常に新たな変化に気を配り、新しい物やサービスは率先して取り入れます。
以上の3つが中華圏のマーケティング用いられるKOL(キーオピニオンリーダー)の特徴と定義です。
KOL(キーオピニオンリーダー)とインフルエンサーの違いってなに?
では、日本でもよく聞くようになったインフルエンサーとKOL(キーオピニオンリーダー)の違いって何なのでしょうか?
それは、専門性です。
KOLとインフルエンサーの違いは専門性の有無で明確に切り分けが可能です。
例えば、下記のコピーを参考にしてみてください。
Instagramのフォロワー数30万人!超絶美人女子高生のおすすめするマスカラ!
Instagramのフォロワー数100万人!世界的メイクアップアーティストの絶賛するマスカラ!
前者がインフルエンサーで、後者がKOLです。
ただ単に商品の販売促進や認知を求めるならインフルエンサーで十分です。
一方で、深い専門性の訴求や・信頼性の獲得・ブランディングを目的とするのであればKOLが有効なのは上記のコピーを見てもらえれば伝わるかと思います。
中国や台湾のKOL(キーオピニオンリーダー)
最後に中国と台湾で有名なKOLをご紹介致します。
台湾出身のカリスマ美容スタイリスト Kevin老師です。
中国版ツイッターの微博のフォロワー数が5600万人を誇る、超有名KOLです。
私が7年前に中国語を勉強していた際に見ていたテレビ番組「美女我最愛(台湾版王様のブランチ的な)」でも美容講師で活躍していて、中国や台湾の美容業界では絶大な影響力を持っています。
KOLマーケティング
本日はKOL(キーオピニオンリーダー)とは何なのかについてのお話しでした。
下記りんくから中国・台湾向けのKOLマーケティングのサポートの依頼が可能です。
美容業界であれば、最後にご紹介したKevinさんにご協力頂いたマーケティング提案も可能とのこと!すごい!w
その他にも各分野でのKOLご相談・ご提案も可能なので、台湾や中国でのマーケティング・プロモーションにお困りの場合は問い合わせしてみてください!
ご相談は無料です。まずはお気軽にお問い合わせください!
また次回!