ロドニーです。梅雨入りしたこの時期に夏(?)風邪を引いちゃっていました。
これで馬鹿ではないと証明されたわけです。(?)
さて、会社の上司とお互いの幼少期の頃について談笑していました。
と答えました。
昔は何を見ても聞いても疑問が浮かぶばかりの少年で、常に
と、一つクリアしたらまた一つ問題が出てくるような子供であまりにも度が過ぎるので母親からウザい!しつこい!めんどくさい!とよく言われていた、そんな幼少時代でした。
注意:今回の記事は信心深い方はスルーしてください。私個人の見解の記事です。
5歳の頃に湧いた疑問
私は両親が台湾人です。もちろん親戚のみんなも台湾人。
台湾の一般的な家庭は主に仏教信者でまだまだ信心深さが残る国。
特に私の父方の祖母は熱狂的な仏教徒です。ちなみに一貫道。
なにかあれば口癖はと言うと、
その光景を目の当りにしていた育った私は一貫して今でも無信教。
当時はその光景を見るたびに少年だった私は常に疑問を感じずにはいられませんでした。
と、正直に言うと思ってました。はい。
宗教とはビジネス。
物心が付く頃には別の角度から宗教ってすごいんだな〜と考えるようになりました。
台湾の旧正月ではみんな豪華なものを食べられるし、親戚に会えばみんなから紅包(日本のお年玉的なもの)を貰える。これは純粋に嬉しかったし楽しかった。
一方で、新年のお参りに行けばお寺で長蛇の列。
参拝者は皆、お線香を買ったり、新鮮なフルーツを買ってお供え物にしたり、お布施とかすんごい金額入れたり。
と子供ながらに本気で思ってました。
おい、ちょっと待てよ・・・・
儲かるって書いて・・・
信者
宗教とはビジネスなんだ。
中学1年生位のときは完全にそう気付いてから全ての物事に対しての見方が変わりました。
思えば、自分自身の人生で初めてのブレークスルーだったかもしれません。
神も、政治も、仕事も全てが宗教
宗教、宗教、宗教言っていますが、宗教=神ではありません。
字の如く、教えを崇拝するという意味です。
そういった意味で言えば、崇拝の対象は神でも人間でもいいわけです。
何かを崇拝する=コミュニティに所属するということで、そのコミュニティからメリットを享受できるのが宗教だと私は考えています。
身の周りで言えば、仲間が増えます。一人じゃない寂しさから心を救ってくれます。
そしてそれは仕事にも繋がり、同じコミュニティの人間に対しては有益な事象などの斡旋・優遇をします。
そしてコミュニティの母数が大きくなればなるほど影響力が拡大して、政治を動かす組織票となります。
絶大な影響力を手に入れることができるわけです。
その反面、そのメリットを享受するためには当然のように対価が求められるわけです。
その対価と言えば何なのか?お察しの通り、お金がほとんどなわけです。
絶大な影響力を手にするにはそれ相応の等価交換の原則が発生するわけですね〜。
宗教ビジネスの例
じゃ、具体定的に何が宗教ビジネスになるでしょう?
例を挙げて見ましょう。
神様ビジネス
偶像崇拝をベースとした宗教ビジネスです。
収益元はお布施だったり、仏壇だったり、装飾品だったりで宗教によって様々。
ご利益がある!と言って信者に販売して儲ける仕組みですね。
余談を言うと2017年12月7日の東京都江東区で発生した富岡八幡宮近の連続殺人事件は後継者に関しての金銭的問題で揉めた兄弟喧嘩が原因だったと言われています。
儲かるのね・・・。
MLM(マルチレベルネットワークマーケティング)ビジネス
いわゆるネットワークビジネスでアムウェイやニュースキン等はまさにその典型的な例。
信者化までの流れ
- 対象者をパーティーやイベント等で楽しませる
┗ちょいちょい商品や存在をさり気なくアピール - 対象者に対してサプライズを行う
┗私達は仲間だよ!アピール - セミナーに誘導する
┗このビジネスなら稼いで夢を実現できる! - 会員化させる
┗新しい信者を加えて#1に戻る
というのがネットワークビジネスの一般的な流れです。
信者で包囲して、私達は仲間!この商品は最高!稼いで夢を実現できる!と連呼して「いいね・良いね・イイネ」の催眠洗脳攻撃をして対象の信者化を狙います。
ちなみに、個人的にですが商品を使わない・入会する気もないと言っただけで人格や人生までを否定してくるアムウェイ信者が大嫌い。
全員とは言いませんがコンプラ意識が欠如している人がとても多い。
知らないところで勝手にやってくれ。
アイドルビジネス
アイドルとかタレントも崇拝と同じで、一部の熱狂的な信者から収益を募る宗教ビジネスです。
収益源としては、イベント・CDやグッズ等の販売。
アイドルの英語訳なんてさ,
idol
【名】
〔信仰の対象の〕神像
〔一神教で禁止される〕偶像
〔むやみにあがめられる〕崇拝の対象、アイドル
〔実態のない〕虚像、幻想
そんままじゃねぇか。w
AKB48の握手券付きCD商法とか本当に宗教ビジネスを体現したすごい収益モデルですよね。
買わないけど・・・。
世間一般のビジネスも同じです。
商品・サービスをいかに知ってもらうか
いかに利用してもらうか
いかにリピートさせるか
いかにファンにさせるか
宗教ビジネスもこうやって分解・整理してみるとマーケティング戦略と同じです。
こう捉えると宗教ビジネスって既に完成されているビジネスモデル。
それは昔も今も変わらない不変の法則でありマーケティング戦略なんだなと実感します。
ここら変の書籍を読めばもっと理解できるかも。
じゃ、宗教はいらないもの?悪いもの?
今でこそ、国家・法律が当たり前となり、必要以上に情報が氾濫する時代となりました。
宗教と言う存在はそういった概念のない時代に規律を保つ為にできたいわば、守るべき約束でありルールでした。
国・法律という概念が曖昧だったに時代に宗教(特に神様ビジネス)は必要不可欠だったものです。
規律を守るものがないと人間は野生動物と大差がなくなり同じものと成り下がってしまいます。
テクノロジーが発達していない情報不足の世界で、知識が物を言う時代。
一般の人は無知で何を信じるにしても、まず身近なコミュニティでの情報や常識に染まります。
人は必ず不安を感じる生き物で、孤独や不安を掻き消す・感じない為に何かにすがりつこうとします。
不安定な精神の寄り添う場所として宗教の存在が欠かせなかったのです。
とも考えまました。
法律に関してのわかりやすい解釈はキングダムの46巻の法家の李斯のセリフでこうあります。
法とは願い。国家がその国民に望む人間の在り方の理想を形にしたものだ!
物語中では法律が普及するには昔から中華の地に根付いている儒教(宗教)との戦いでもあると述べています。
なるほど、法律と宗教は非常に似た役割を持っていてお互いにせめぎ合っているわけです。
ただ、明確に違うのは以下のポイント。
法律・・・人間の在り方を提示している
宗教・・・信ずる者を救うと言う安心を提供する
人間としてのルールを定義してる法律に対し、宗教は信ずる者を救うと言う安心を提供する側面を持っています。
要は安心をお金で買っている仕組みが宗教だとも言えます。
最後に
本日は宗教とビジネスについてのお話でした。
捉え方次第では宗教を批判している風にも受け止められるかもしれません。
※批判しているつもりはないですよ。
そもそも日本では宗教とか政治の話題ってタブー視されていますよね。
基本的にメディアでも一切取り上げられない。話題を出すと嫌悪されるし。
逆にやましいことがあったり、思っているから話題が嫌悪されているとも受け取れます。
そもそも宗教上の主義思想や見解の相違が原因となって争いや戦争が起きている&繰り返しているのが人類の歴史ですしね・・・。
中東あたりはまさに宗教戦争真っ最中です。このご時世に・・・。
私も無神教とは言っていますが、映画『ゴッドファーザー Part3』で数多くの善悪事を行ってきたアル・パチーノ演じるドン・マイケル・コルネオーレ様も映画の終盤で神父様に懺悔を行って神に赦しを許しを請うシーンがあり、強く印象的だったのを覚えています。
大好きなアル・パチーノ様。
あー。かっこいい。
ちなみにゴッドファーザーシリーズはAmazon Prime Videoで全作無料で見れちゃいます。
結局、私自身もも絶体絶命の境地に追い込まれたときは心の中で神頼みをしてしまうかもしれません。
人間って弱い生き物だ。
また次回!