つぶやき マーケティング

タバコの喫煙による健康被害に因果関係はない?データは語る

こんにちは、ロドニーです!

突然ですが私、タバコが大嫌いです。

ここ最近ちまたでは飲食店を始めとする全面禁煙の議論が活発になっています。

私、この潮流には大賛成です。はよはよ。

今朝こんな記事を見かけました。

喫煙で毎年700万人が死亡、経済損失は155兆円 WHO

世界保健機関(WHO)は30日、喫煙やたばこ類の使用により、毎年700万人以上が命を落とし、経済的損失は1兆4000億ドル(約155兆円)に上るとの報告書を発表した。

世界ではどんどん禁煙を促進!いいですね〜

日本は禁煙後進国だから正直海外の状況が羨ましい限りです。

なんでタバコが存在するんだ・・・

 

 

そもそもなんでタバコ文化はここまで発展してしまったのか?

タバコの起源から考えてみたいと思います。

それはコロンブスの大航海時代までにさかのぼり、新大陸(アメリカ)がタバコ発祥の地と考えられています。

言われてみればアメリカンスピリッツとかめっちゃPRしてるからそうだな。

そこから更に海を渡り、日本へ渡来してきました。

フランシスコ・ザビエルの渡来と共にタバコが伝わったとされています。

タバコ全体の歴史としては500年程になりますね。

なんでここまでタバコが広まったのか?

大航海時代に船上で何をするか?

そりゃ

航海中は暇だからお酒のお供と言えばタバコでしょ!

となるわけです。

今はそんな時代じゃないです。

 

 

嗜好観の変化

タバコとは嗜好品です。

嗜好品とは言わば、

  • 趣味であり
  • ファッションであり
  • 暇つぶしである

と、私は考えます。

もともと嗜好とは飲食物を指していましたが、現在では趣味志向の意味でも使われる様になりましたね。

昔に比べ現代ではモノや情報が氾濫し、価値観の多様化が進みました。

その結果、大多数の人は

嗜好品=タバコではなくなり、

嗜好品=個性に合わせた趣味の流れになったからです。

タバコ以外の選択肢が、夢中になれるものが、今の世の中には沢山あります。

わざわざ自傷行為する必要なんて無いでしょ。

他にもっと夢中になれるもの探せよ。

そもそも吸うな!と言ってるわけじゃないです。

もっかい言いますが、タバコは自傷行為です。

タバコから出る副流煙が他人の健康にも危害を加える。

他人に傷害を加えてるわけですよ。

いや、殺傷行為ですから。

だから公共の場で辞めて欲しいといってるんです。

朝の出勤時に歩きタバコしてるやつはマジで滅んでくれ。

本当にマナーのない方が多すぎるんです。

 

 

喫煙者は本当に減っているのか?年齢別の喫煙率は?

ちょっと数字を調べて分析してみます。

厚生労働省から発表されているデータを元に平成だけの数値をまとめました。

下記になります。

 

喫煙率(全年齢)
1995年(平成7年)58.8%15.2%
2015年(平成27年)31.0%9.6%
上下率−27.8%−5.6

当時の人口に占める喫煙者の割合です。

後ほど数字を比較するので平成7年(1995年)の数値を例にしていますが、明らかに喫煙人口は減っています。

 

それでもまだ日本人口の3割は喫煙者なんですね・・・

3割の喫煙者の為に7割の人が不快な思いを我慢しているのです。

 

 

 

タバコ(受動喫煙の方が能動喫煙)による健康障害とは

実際、タバコが原因で起こる病気ってなんでしょう?

聞かれても即答できない人、多いのでは?

ファイザーさんより画像をお借りして見てみましょう。

ちょ・・・多いだろ・・・

これを見てもまだタバコを吸い続けるなんて言えますか?

タバコで健康障害が起きるは本当か?

本当にタバコとの因果関係あるのか?

喫煙起因の病気は数多く有りますが、最も多いとされる肺がんを例にもう少し掘り下げて調べてみます。

 

 

 

 

肺がんでの死亡者数は?タバコと肺がんの因果関係

肺がんによる死亡者数で見てみましょう。

国陸がん研究センターで資料を提供していたので引っ張って来ました。

日本の人口を10万人として見た場合の割合として算出しています。

喫煙率のデータと比較しやすいように1995年と2015年の数値で見てみましょう!

肺がんによる死亡の割合(人口10万対)

肺がん死亡率
1995年(平成7年)55%20%
2015年(平成27年87%32%
上下率+32%+12%

 

えっつ?!

喫煙者の割合は減ってるのに肺がん死亡率が上がってる!?

 

喫煙率が30%減っているのに・・・

肺がん死亡率が30%増えているのです・・・

 

単純にこの数値を見て

タバコと肺がんに因果関係はない!

とドヤ顔して勝ち誇るのは・・・

 

まだ早いです。

そもそも肺がん死亡の多くは男性です。

喫煙者も多くが男性です。

必ず因果関係があるはず!

 

 

 

肺がん死亡増加の原因を考察

私なりに幾つか仮説を立ててみました。

 

仮説① 1995年から2015年の20年間での人口増加

人口が増加したから病気になっている人も多くなっているのか?

早速以前の記事で紹介した統計ダッシュボードで人口を調べてみます。

マーケティング関係者必見!統計ダッシュボードの使い方を学習してみた

 

日本総人口推移日本総人口
1995年(平成7年)1億2500万人
2015年(平成27年)1億2700万人
増減数+200万人 

 

待って、20年で人口は200万人しか増えてない・・・

これだけ見ると単純に人口が増えたから肺がんの死亡者数が増えたとは言い切れません。

では年齢別に分けたら因果関係が見えてくるのでしょうか?

 

 

仮説② 高齢者の増加と肺がん死亡率は比例しているのか?

日本の総人口を年齢別に分けてみましょう。

統計奪取ボードでは0−14歳、15−64歳、65歳overの3層でしか分析できません。

先程のリストに人口に対する65歳以上の割合を追加して見てみると・・・

日本総人口65歳以上の割合
1995年(平成7年)1億2500万人15%
2015年(平成27年)1億2700万人27%
増減数+200万人 +12%

 

!!!!

2倍近く増えています!

ここまでのデータを照らし合わせると、近年の肺がん死亡率上昇は高齢になるほど関係するとの仮説が近くなってきました。

もう少し裏を取りたいです。

 

 

検証 タバコと肺がん死亡率の因果関係

先程の肺がん死亡率のデータを年齢別にして調べてみました。

総人口を10万対にしての平均値なので、数値の上下に大きな変化はありません。

ほとんど同じ水準を保っています。

 

と言う事は、高齢者が2倍に増加しても10万人対の数値に平均されていまうからグラフ上はパッと見た感じではわからないということになります。

若ければ、若いほど肺がん死亡の確率も低いです。

今と昔でも肺がんとは高齢者に起こる病気と見て間違いないでしょう。

と言う事は純粋に年齢別の人口ボリュームがポイントになります。

実際、1995年の85歳以上の肺がん死亡数が3万人に対し、2015年では9万4千人と言う数値が残っています。

ほぼ三倍やんけ!!!

 

 

 

結論

喫煙率が減っているの肺ガン死亡率が30%増加しているじゃないか!

確かに一見、タバコと肺がんに因果関係が無い様に感じられますが・・・

現在の日本の喫煙率は全体で30%

日本人口は20年で200万人しか増えていない

年齢別の肺がん死亡率の平均はほとんど変化なし

人口に占める高齢者の割合が20年間で2倍近くに増えている

以上の結果から導き出した私の答えは・・・・

タバコと肺がん(健康被害)に因果関係は大アリ!!!

です。

だからキレイにデータがX(クロス)していたのか・・・!

 

 

 

まとめ

2017年時点での喫煙率の低下と肺がん死亡率の増加に因果関係はない

肺がん死亡者は過去の喫煙者か受動喫煙環境下にいた人である

タバコによる健康被害はとても深刻

 

いかがでしたでしょうか。

稚拙な分析かもしれませんが、タバコと健康被害に因果関係はあると言うのは間違いないと私は考えています。

20〜30年前にバリバリ吸っていた人は今は肺がんでバッタバッタ倒れているのでは?

タバコとは継続すればするほど身体に害を及ぼします。

今日タバコを辞めたとしても明日に健康面に効果が出るわけでは有りませんし、そうなるとも限りません。

だから

喫煙率が低下しているのに、がん患者は増えている!

の理論は通用しないんです。

禁煙ブームの現在から20年後くらいに徐々にデータが出揃い、肺がん死亡率の数値が減少すれば完全に因果関係を証明できます。

それでも吸いますか?

 

それではまた!

 

 

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