こんにちは、ロドニーです。
突然ですが、質問です。
あなたは今、300万円を援助する立場にあります。
目次
どちらの人に300万円を援助しますか?
Aさん 今にも病で死にそうな方の手術費用として必要
Bさん 母子家庭で子供の養育費として援助して欲しい
皆さん、どちらに援助したいとお考えでしょうか?
大多数の方はAさんに援助をしたいと申し出るのではないのでしょうか?
なぜか?
Aさんは人命に関わる緊急性のある問題だからです。
対するBさんに関しては経済的問題は他にも方法がある。
と言う見方になると思います。
では質問の方法を変えてみましょう。
【詳細情報】どちらの人に300万円を援助しますか?
少し情報を付け足しましょう。
Aさん 60年の喫煙で肺がんを患い、すぐに手術の必要な 80代の高齢者
Bさん 両親、夫と死別し、充分な教育を子供に受けさせたいと願う 30代女性
いかがでしょうか?
一定数の情報が盛り込まれた詳細を知った途端、多くの方の回答が正反対のBさんに援助するに転んだのではないのでしょうか?
誤解の無いように言いますが私自身、命を軽視しているわけではありません。
私が言いたいことは・・・
情報を知っていると知らないでは導きだす答えが違うと言う事です。
導き出す答えが違ってくると言うことは、
情報を発信する人の善意と悪意次第で情報や印象は操作されてしまう
と言うことです。
何かの有権者である事(上記の質問の場合は300万円を援助できる権利者)で、その利権を得ようとする人は試行錯誤してその利権を得ようとして動きます。
利益・不利益が関わってくる事や物では、中立を保つことは非常に困難なのです。
発せられる言葉や情報には全て裏と表ある事にまず間違いないでしょう。
それが個人→団体→組織→国と規模が大きくなれば大きくなるほど、中立の維持は困難を極めます。
これも印象操作?交通事故の実態
もう一つ、私が気になったことで例を挙げます。
昨今は運転中のスマホゲームが原因での交通事故を多く耳にする様になりました。
特に去年はポケモンGOの登場の話題性をきっかけに、スマホゲームによる死亡事故が頻発。
運転中の厳格なスマホ規制推進がどこのメディアでも取り上げられました。※これには私も賛成ですが・・・。
しかし、高齢者の自動車運転の死亡事故は夕方のニュースで一瞬報道される程度。
他社を巻き込んで事故を起こしているのに大きな問題としては取り上げられません。
コンビニにも突っ込むし、病院にも突っ込むんですよ。
身体を診に行ってるのに身体ごと逝っちゃってるんですよ・・・。
私はこの問題に対し、

と疑問を持ちました。
事故件数をデータで比較
そこでちょっと手間を掛けてデータとして見てみました。
携帯電話原因の自動車事故
参考:携帯電話等の使用が要因となる事故の分析 - 交通事故総合分析センター
平成26年の携帯電話による自動車事故発生件数は約1700件になります。
高齢者の自動車事故
高齢者(65歳以上)の事故件数を見てみましょう。
都内における交通事故の総件数は年々減少し続け、平成28年は32,412件で10年前の半数以下となりました。
その一方で高齢運転者が関与する交通事故の割合は、年々高くなり、平成28年は総件数の22.3%を占め、平成19年と比べて約1.7倍となっています。
・・・7228件ですよ!!
事故件数は全体的に左肩下がりであるのに事故に占める高齢者の割合は右肩上がり。
携帯電話事故の4倍以上の数です。
どうでしょうか?
情報を得ると導き出す答えが変わる
これを自身で調べて導き出した答えは・・・
高齢運転者の事故件数は携帯電話運転の事故より多い
少子高齢化で今後も高齢者人口が増えていく
スマホ運転の規制ももちろん必要だが、高齢者運転問題への対策が早急の課題
ニュース報道の印象とは逆の結果となりました。
こういった一つのニュースも一手間調べるだけで全く印象と見解が違ってくるのです。
まとめ
インターネットの発展と普及で個人の誰もが手軽に情報を発信できるよう世の中になりました。
情報は氾濫し、ジャンクフードの様な粗末な情報もあれば、最高級の食材をふんだんに盛り込んだ情報もあります。
情報は自分で見抜く時代です。
では、そうすれば良いのか?
その答えは、
情報を鵜呑みにしない
情報を見極める
情報を自分の価値観で定義し直す
これらの力を身に付けることです。
投げられた情報に対し、自分の答えに噛み砕く事。
情報社会を賢く生活していくのに必要な力です。
いますぐに賢くなったり、すぐに満足の良く答えを出せるようにはならないかもしれません。
しかし、無知だと笑って済まされない、無知な事が罪な世の中になっています。
そうならない為にも、情報や答えをそのまま受け取らず、


人に言われなくても自問する様に心掛ける事。
質の良い情報は、質の良い疑問から始まります。

自分なりの定義と答えを導きだして、賢く生きていきましょう!
それではまた!